サンフランシスコ・レストラン・ガイド ![]()
Seafood
ガイドブックなんかに必ず書いてあるよね〜。フィッシャーマンズ・ワーフでシーフードって。でも個人的にはフィッシャーマンズ・ワーフでおいしいシーフードのレストランってのにはあたったことナイ。ま、地元に住んでるとわざわざピア39なんかに行くことないから全部のお店をチェックしたってわけちゃうけど。A.Sabellasの’カニのブラック・ビーン・ソース’は中華っぽい味でめちゃ美味しかったけど、2年くらい前にメニューを改訂してから無くなったし、Fisherman's Grottoは値段が高いわりにファースト・フードって感じの味やし、Castagnola'sのチオピーノはちょっと生臭さが気になったし・・・。このチオピーノっていうのはどうもサンフランシスコ名物。トマトスープか白ワインスープで海老や貝とダンジネス・クラブのアシを一緒に煮込んだシーフード・スープやねんけど、それやったらイマイチ蟹の甘味とかがわからんから面白くないような・・・。
フィッシャーマンズワーフであえてオススメするなら、McCormic & KuletosとScoma's かな。 M&Kuleto'sはギラデリ・スクエアの中にあって、さすがクレトス氏のデザインだけあるおしゃれな雰囲気がウリ。旅行者と地元民と半々くらいかな。ここは生牡蠣が有名なんよ。だいたいいつでも4,5種類そろってて、いろんな種類を盛り合わせたオイスター・サンプラーがお得($8くらい)。全然生臭くなくて安心してエンジョイできます。そのほかのメニューも日替わりで、その日イキのいいお魚が中心。観光スポットにある割りに値段が安めなんも、ターゲットが観光客じゃなくて地元のリピーターやからかな。Scoma's のほうは予約受けつけてくれへんからめっちゃ待たされることもあるけど、フィッシャーマンズ・ワーフでは一番おいしいと言われてます。値段はちょっと高めやけどね。アメリカサイズの量に慣れてる私らでも「これはいくらなんでも〜」と思うことが多いんで少なめに少なめに頼むこと。シーフード・パスタなんて貝柱やムール貝やサーモンがゴロゴロしててパスタが見えへんぐらい・・。シーフード好きにはイイけどパスタ自体はアメリカ風の柔らかめやからイタリアン好きには口に合わんやろうな。あ、それからテーブルがくっつきすぎてて窮屈やからデートには向かんと思う。デートやったらピア39の2階にあるNeptune's Palaceにしとき。味もまぁまぁ(クラムチャウダーは超濃いで!)で、眺めがピカ一やからね。正面にアルカトラズ、左手にゴールデンゲートブリッジが見えて「これでもかっ」っていうくらいサンフランシスコ〜って感じ。あ、ゆっとくけど夜はあかんで。夜は海真っ暗やからね。ナンも見えましぇん。
あとヘタにレストランで食べるより美味しいんは屋台で売ってるクラムチャウダーとチャカチャカっと割ってくれる茹でただけのカニやね。イッパイ15ドルくらいです。カクテル・ソースを添えてくれるけど、なんにもつけんと食べたほうが全然おいしいっス。ホントのローカルものが食べられるは12月初め頃の解禁から二週間くらいとテレビで漁師サンが言っていた。確かにこの時期カニは一段と美味しい。冬場にサンフランシスコに来る人はぜひカニを食べてみてください。サワードゥ(これもSF名物。すっぱいパンです。慣れるとおいしいけど最初は「腐ってんのちゃうか」と思うかも)をくりぬいてクラム・チャウダーをいれてるのもランチにぴったりなんでおすすめ。テーブルがないからその辺に座って食べなあかんのが寒い日には難。
でも、まぁ、何も海際やからってフィッシャーマンズ・ワーフにこだわらんでもいいやナイですか。旅行者以外が行くシーフードの店は他のエリアにあります。
まず蟹といえば名前があがるのはCrustaceanとその本店Thanh Long。サンフランシスコ人なら誰でも知ってる超有名店。いまはビバリーヒルズにも支店があるらしい。詳しくはエスニック料理のページに書いたのでそっちを参照してください。
蟹に限らずシーフード全般で絶大な人気を誇るのは Swan Oyster Depot。これも地元のシーフード好きなら知ってるはず。Polk Streetにあるカウンターのみの小さな小さな店。レストラン、というよりは魚屋って感じで、店のおっちゃん達長靴姿だし、窓際には氷を敷き詰めて魚や貝がおいてあります。食べ方もほとんど「生」か「茹でる」だけ。盛り付けもクソもなく、ただお皿に「はいよっ」って感じでどかっとのってます。しかしコレがおいしーねん。新鮮さではピカイチでしょう!生のハマグリが食べられるのはSFではこの店くらいじゃないかなぁ(あのHawthorn Laneでも生臭くて食べられへんかった・・・)。スモークサーモンも安くてタップリ食べられます。朝から営業してて夕方には閉まってしまうんで早めに行ってみて。
このSwanと全く対照的に凝りに凝った味付けと盛り付けなんはAQUA。ファイナンシャル・ディストリクトのど真ん中にあるせいか客はいかにもビジネスマンって感じのヤッピーばっかり。(ついてにいうと90%以上白人デス。)シンプルかつ大胆なインテリアのこの店、アジア風アレンジが特徴の斬新なシーフードで全米でも有名で、予約は必至。サンフランシスコで行ってみたいレストラン、ナンバー1でしょう。が、実はここのメニュー、日本人にはなーんか拍子抜け、なんだよなー。なんせシェフ一番の自慢の一皿は「すずきのミソ・ソースがけ」、アペタイザーのイチオシは「ぶつ切りマグロのタルタル」、とまるで日本の定食屋を思い出さへん? といってもアペタイザーはツナと、ウズラの黄味、おろしにんにく、松の実、ごま油、塩・コショウをウエイターが目の前であえてくれるし、スズキはリンゴをアクセントに味噌というよりキャラメルのような甘いソースで食べるんで、やっぱ完全にカリフォルニア料理になってんねんけどさ。蟹の身がこれでもかっというほど詰まったCrabCakes(カニ・コロッケのことよ)もしっかり味でイケる(お弁当によさそう!と思ったのはやっぱり日本人やからか・・)。在住日本人にも旅行者にも評判が高いこのレストラン、当然お値段も超高い! アペタイザーは15ドルくらい、メインディッシュは30ドルくらいなんで飲み物ナシでもひとり60ドルくらいは覚悟しておこう。といってもせっかくこういうレストランに行くんなら美味しいワインくらいは飲みたいけどね。ワイン・リストもお見事です。
このAQUAと対抗して頑張ってるのがユニオン・スクエアすぐ近くのFarallon。オープン当時クラゲの形のライトで話題になったけど、インテリアだけじゃなくて料理も斬新、しかも美味。Aquaの自慢がツナのタルタルなら、Farallonのおすすめはサーモンのタルタル。マンゴーとメロンとサーモンをビリっとスパイシーなタレで和えたフクザツは味わいはこれまでにないハーモニー。定番のチオピーノもここのは文句ナシにオイシイです。エビもぷりっぷり、貝類もまったく生臭くないし、お魚も身がしまってる・・。トマトベースのスープがあっさりなのに旨みがしっかりでいくらでも食べられます。うーん、量がすこーし多すぎるのが唯一の難点か・・・。あ、そうそう。ここもやっぱり和風アレンジがメニューに登場していて、前菜の"shrimp hand roll $3.50"って何やろう??と思ったら、ホンマに手巻き寿しがでてきたのにはびっくり。ご飯と海苔に赤&黄ピーマンの千切りとエビに、ツィレントロたっぷりという具を組み合わせるところが日本人には真似できへんけどね。このFarallonレストラン、ランチは空いてますが、夜はすごーく込んでいることが多いので予約は絶対いれときましょー。それから、Aquaほどじゃないけど高いです。お客さんもオシャレです。気合い入れて行って下さいね〜。
あとシーフードでよく名前をきくのはエンバーカデロのほうにあるWaterfront。クリントン大統領もここでお友達とランチしてました。以前はどっちかというと旅行者向けの店やってんけど、改装を済ませてからはすごくエレガントな感じになったし、料理もAqua系の凝ったものになりました。生牡蠣の種類がいつもたくさんあるのがすごい。ベイ・ブリッジの夜景が超キレイなんでデート用にはぴったりです。
反対側の海際クリフ・ハウスにはもちろんCliff Houseレストランが。料理は全然普通。すんごい美味しくもないけどまずくもない。太平洋が目の前なんでこれもお天気のいい日の夕暮れとかはムード満点です。天気が悪いと冬の日本海?って感じですが。ここの少し南側にやっぱり海の眺めが自慢のBeach Chaletってのがオープンしていつもすごく混んでる。けど眺め以外は取り柄がないので待つほどの価値ナシ。