エスニック・フード

アッサリめのカリフォルニア料理もシーフードもいいけど、たまにはピリッとスパイスのきいたもんが食べたい! というわけで行くのがタイ・レストラン

2000年アタマにオープンしたばっかりの新しいお店、Thaihouse Expressがオススメ。エスニックというと小汚い店が多いけどここはすっきりモダンで清潔なのが嬉しい。テーブル数は10くらいしかなくてほとんど毎晩満席状態。タイ人の若い子達がグループでよく来てる。ご飯か麺類におかずを添えた一品ものが中心で値段は安いのに美味しいねん。特にPadThai(甘めの味付けで麺類では一番ポピュラー)は地元情報誌でBest in San Franciscoに選ばれただけはある。個人的には週に一回ぐらいは食べたいほど。さやインゲンと豚肉とピリ辛にご飯を添えたMoo Pril Kingもイケル。一品$5..50くらい。なかには容赦無く辛いもんもあるんで自信がない人は「マイルドにしてね」と頼んどいたほうがいいかも。場所はGearyとLarkinの角なんでユニオン・スクエアから歩くと15分くらいとちょっと離れてるのが難。

旅行者の人でもちょいと歩いて気軽に行けるのはユニオン・スクエアの近くにある3つのお店。

まずお昼と夜食に超便利なんがPowell Street(ケーブルカーが走ってる通りやね)に面しているKing of Thai Noodle House。ケーブルカーのターンテーブルからユニオン・スクエア方面に向かって5分くらいてくてく歩くと右手にある。12時ごろに行くとどこからともなくやってくるタイ人のオヤジ達やユニオン・スクエア周辺で働いているサラリーマン、OL、アルバイトくんでギュウギュウ詰め!アメリカにしてはめずらしく相席にされることもある。料理がでてくるのがやたら早いし、みんな黙々と食べて出て行くから込んでもあんまり待たされへんのがいいとこ。ここは名前の通り麺類が中心でほとんどラーメン屋か立ち食いうどん屋のノリ。さっと頼んでさっと食べて、さっさと出る!従業員がみんなタイ語でわあわあ走り回ってるんで落ち着けヘンからね。店員サンのおすすめはコンビネーション・ビーフシチュー風スパイシー・ヌードル(うどんとそうめんの中間みたいなSmall Rice Noodleがおいしい)。シチューというよりはおでんみたいで見ためより全然あっさりしてる。牛肉のダシがしっかりきいててお肉もやわらか〜。あんまり辛くないから自分でテーブルの上のチリ・ソースをちょっと足そう。透明スープのシーフード・ヌードルもエビ、イカ、カマボコ・ボールどっさり、さらっとしててイケる。$4.25〜$5.50くらいのお手ごろ価格もいいよね〜。それからココはなんと夜中12時くらいまで営業してんねん。ちょっと夜食に麺でも・・・って時、ない? 

あまりに地元色が濃いのはちょっと引いてしまう、という人にはきちんとしたレストランがいいでしょう。
ちょっと小奇麗で目を引くのがAr Ro。ポスト・ストリートにあってユニオン・スクエアからたったの3ブロック、ラベンダー色の壁のネオン・サインですぐわかります。小さいけどすっきりキレイな内装で安心。ただし、料理のほうはちょっとアメリカナイズされてるかな。どれもあんまり辛くなくて、よく言えば上品、量もこじんまり。おしゃれなタイ・フードって感じやね。おすすめはスタッフド・チキンウィング。どこのタイ・レストランでもある定番やけどここのは脂っこくないし、中の具がパンパンに入っててGOOD。でも値段が高めなんが難やねん。1品10〜15ドルくらいやから、ひとりチップ込み35ドルは下らんな、たぶん。

値段の安さもエスニック・フードの魅力と考えれば、ArRoiから通りをはさんで向かい側にあるThai Stickがいい。ここはぐっと庶民的な雰囲気。汚いわけじゃないけどインテリアにも料理の盛り付けにも全然凝ってない。でも味はなかなかイケる、と思う。トム・ヤム・スープやほうれん草をお肉のカレーソースなど、ほとんどの料理で辛さと具を好みで選べるのがいいとこ。気軽にご飯するのにちょうどいい。1品7〜12ドルくらいなんで目安は1人20ドルくらいかな。ここの姉妹店がFillmoreストリートにもあって、そっちは場所柄とってもオシャレ。バーもあるし、デートにはフィルモア店のほうがうけるかも。メニュー、値段はユニオン・スクエア店と同じ。あ、デザートのフライド・バナナはいまいち。
っちに住んでる日本人が口をそろえて「おいしい」というのがベトナム料理。確かに油を使わんチャイニーズって感じであっさりしてるし、辛くないんで食べやすい。ただツィレントロ(Cilantro)がたっぷり使われてるんでこの独特の味(慣れると爽やかで美味しいハーブ)が苦手な人はサラダとかヌードルは避けたほうがいいかも。あと安くておいしいベトナミーズがユニオン・スクエアから近いテンダーロイン地区にいっぱいあるけど、そのへんは治安が良くないんでここでみなさんにおすすめするのはやめときます。 
すんごい汚くて、超せまいけどぜひ行ってみてほしいんがCordon Blue。カリフォルニア・ストリートとポーク・ストリートの角あたり、映画館の隣にある。カウンター8席、テーブル3つしかない。メニューもインペリアル・ロール(揚げ春巻き)、シシカバブ(甘辛いタレに漬けた薄切りビーフを網焼きしてある)、5スパイス・チキン(これも網焼きして照り焼き風ソースをかける)と、ミートソース・ライスの組み合わせだけ。ご飯にたっぷりミートソースがかかってるのに最初はびっくりしてんけど、コレが美味い〜!インペリアル・ロールもカリッカリでおいしい!お皿いっぱいに盛られてお茶付き$6以下ってのもうれしい。客は99%近所に住んでる常連ばっかりってのもうなづける。

Cordon Blueはさすがに日本からの旅行者には小汚すぎるかもしれんので、もうひとつはインテリアがすんごく評判のお店を。場所はVan Ness Avenueでユニオン・ストリートの近く。大きなお家をレストランに改装したみたい。店名がGolden Turtleやからおおきな亀の絵の看板がかかってます。中は壁が全面木のパネルで浮き彫りのレリーフが印象的。木の色とテーブル・クロスのスモーキー・ピンクがなんともいえん明るくてほのぼのした雰囲気やねん。ウエイトレスの女のコがベトナム民族衣装のアオザイを着てるのもいいし、白シャツ&黒パンツのウエイターもサービスがきびきびしてて気持ちいい!そしてここではなんといっても丸ごとのカニを食べましょー!!3種類くらい料理法があるけどお店の人が言うにはパンローストがイチオシやそう。にんにくとかツィレントロとかのいろんなハーブをお腹の部分に詰めて焼いてある。あっさりしたカニにこの詰めものが合うのよ。値段は時価で25ドルくらい。アペタイザーには海老とポークのサラダ巻きがおすすめ。甘くてピリッとしたピーナツ入りのこってりソースがくせになる。いつものようにデザートにフライド・バナナを頼むとテーブルにブランディを持ってきてその場でフランベしてくれた。油っこくなくて締めくくりにぴったり。チップ込みひとり$35くらい。

しかし、ベトナム・レストランで蟹といえばCrustaceanを省くわけにはいかんでしょう。サンフランシスコに住んでてクラステシャンを知らんのはモグリやね。蟹アレルギーでもないかぎり、ここで蟹を食べたことがないサンフランシスコの人間はいないはず?!場所はケーブルカーの終点、カリフォルニアとポークの角。エレベーターにでっかい蟹のネオンが点いてるからすぐわかる。店内にはいったらみーんな蟹とガーリック・ヌードルを食べてるというフシギなレストラン。人気があるのはにんにくたっぷりのロースト・クラブやけど冷めると油ギトギトなんで、私はワイン蒸しのほうが好き。蟹そのものの美味しさがしっかり味わえると思う。蟹は時価で30ドルくらいとちょっと高め。でもホントいうと蟹よりもガーリック・ヌードルのほうが目当てやったりして。ただのスパゲッティをガーリックオイルで炒めてるだけやと思うねんけど、一口たべたら止まらん美味しさやでー! このレストラン、一応ドレスコードはエレガント・カジュアルになってます。ほんまは蟹食べるのにイイ服きたくないねんけど、よれよれTシャツにジーンズというわけにはいかんねん。それから、すっごい人気の店やから特に冬のシーズン中は2,3日まえに予約しといたほうがいい。

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