「日本の常識!アメリカの常識?」改め・・・
語学留学のつもりが大学へ、海外就職へ、国際結婚へ・・・。あっというまに在米6年、永住権アリ。でも最初の頃は英語や習慣の違いにびっくりしたり、かなしかったり。今だから笑える苦労話を、これから留学する人、海外生活に憧れてる人へ!
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私はロンドンで1軒、サンフランシスコ郊外で3軒、ホームステイを経験しました。寮(ドミトリー)っていうのがどうも性に合わなくて。ホームステイなら一応自分だけの部屋がもらえるし。
日本で旅行会社や留学斡旋会社に手配してもらうとホームステイの注意事項みたいなのをもらいますよね。家族の一員としてお手伝いをしましょう、とか書かれているもの。わたしが留学した当時は(89〜92年)そこに「扇子、手ぬぐいなど日本的なものをホスト・ファミリーへお土産を用意していくとよい」とありました。素直だった私はもちろん用意しましたが、1軒目と2軒目ではこのお土産で大失敗。
まず、桜の絵柄が超日本的で繊細なハンカチを渡したときの反応は「これで鼻をかむなんてもったいなわねぇ」。そう、ハンカチで手をふく、という習慣のないイギリス(アメリカも同じ)では「ハンカチ」はあまりイメージのいいものではなかったのです。鼻をかむ布ってのは気の利いたプレゼントではないですよね。
2回目のホームステイのときは「お母さん」に七宝焼きのペンダントとおそろいのピアスを用意しました。が、これも失敗!「まぁ素敵!」といってさっそくつけてみてくれたんだけど「どうかしら?このチョーカー、ちょっと私にはきつめかしら?」。大柄でふくよかな「お母さん」の首にはチェーンが痛々しくくいこんでて、私も「お父さん」もフォ、フォローできない・・。おまけに彼女はカラダにむやみに傷をつけない主義でピアスもしない・・。
この2回の失敗に懲りて3軒目では品物を持って行くのをやめました。日本と同じく「挨拶には菓子折り」でいくことにしたのです。買っていったのは当時人気があったヨックモックの缶入りクッキー。これが大ウケ。今でこそアメリカでもヨックモックは売っていますが、そのころは日本の洋菓子なんてアメリカ人は食べたことがなかったんですねぇ。バターたっぷりのさくさくクッキーはいわゆるアメリカン・クッキーとは全然別物。大人も子供もホントに目を輝かせて喜んでくれて、私は初日のお茶の時間にいっきに人気者になり、かつてない大歓迎を受けたのでした。
以後私はアメリカ人への日本からのお土産はお菓子にきめています。それも羊羹とかお饅頭、おせんべいよりは洋菓子のほうが心から喜ばれます。マドレーヌでもゼリーでもバームクーヘンでも日本のものは繊細でパッケージもきれい・・・。外国にはあるようで実はないものなんです。ヘンに日本らしく、と気張らないで自分が美味しいと思うもの、そうですね、たとえば日本で自分の彼氏(彼女)のご両親に持って行ってもおかしくないものをお土産として持って行くのが一番いいと思います。日本人だろうが外国人だろうが「お世話になります」の挨拶に変わりはないんですから。お茶とおいしいお菓子で一緒にティータイムを楽しんだら、お互いに緊張もとけて和やかな雰囲気になること間違いなし!です。
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