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「日本の常識!アメリカの常識?」改め・・・

ふぉるにあ快適ライフ日誌

語学留学のつもりが大学へ、海外就職へ、国際結婚へ・・・。あっというまに在米6年、永住権アリ。でも最初の頃は英語や習慣の違いにびっくりしたり、かなしかったり。今だから笑える苦労話を、これから留学する人、海外生活に憧れてる人へ!

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(2)「ちょっと酔っちゃった、かな?!」(Nov.11.99)

二度目のアメリカ滞在中のこと。ホストファミリーと一緒に近所の公園で開かれたArt&Craft Showへお出かけしました。夏の間中あちこちであるこの催し物、手作りアクセサリーやアートのブース、BBQリブやかき氷の屋台、ワインの試飲販売ブースなどがずらりと並んでなかなか賑わいます。カラッと晴れた青空、青々とした芝生、とにかく陽気でニコニコした人たち(しかもその住宅エリアは90%が金髪・青い目の白人)に囲まれて、なんだか映画の中に入り込んだみたい・・・と浮かれていました。ワインのグラスを片手にホストファミリーと一緒に歩いていると、近所の人やファミリーのお友達が次々声をかけてくれます。
ホストマザーがなんだか張り切って、会う人ごとに「この子は日本から来て今一緒に住んでるのよ!英語を勉強しにきたの!」と紹介してくれるのですが、こういうときの会話はお決まり。「まー、日本のどこから来たの?」「どれくらいいるの?」「どこの学校に行ってるの?」という質問に"From Osaka. Have you ever heard of it?"とか"Well, only for a short time."とかいつも同じパターン答えておけば、会話はとってもスムーズにすすんだように感じるんですね。こういう場ではだいたい3,4分で「それじゃ、またね」ということになるので、いろんな人とすごくたくさん会話をしたような気になるのです。(ホントは同じコトを繰り返してるだけだけど。何回も言ってるので発音も上手くなる・・・。)
そのうちホストファミリーと同じ教会に通っているというご婦人連中と出会いました。中の一人は日本にいったことがあるとかで、特に私に興味をもってくれた様子。通り一遍の質問&答えパターンより一歩すすんで日本の話で盛り上がり、周りのおばさんたちも社交辞令ではなく興味シンシンといった感じになりました。複数のアメリカ人と話すのはとても大変(今でもクルしい)なんですが、このときはワインの軽い酔いも手伝ってどんどん言葉がでてきました。しかも全然聞き返されることもなく、みんなに英語が通じているのでもう私は有頂天。例の彼女が「それにしても、あなた英語が上手いわねぇ。普通の日本人の人と違ってよく話すし。」とお世辞をいってくれたときも間髪入れずに、「とんでもない、全然下手ですよ。でも今日はなぜかいっぱいしゃべれるの。ちょっと酔っちゃったからかな?!」と明るく答えました。
ところが!
最後の"・・・may be because I'm a little drunk."を言い終わった瞬間にその場が凍り付いてしまったのです。おば様方は急に早口で「さ、もういかなくちゃ」「お大事に」と、そそくさと離れてしまい、ホストマザーは顔をひきつらせて、みるからに不機嫌。
そうです。私はこういう場では絶対の禁句を言ってしまったのでした。
英語のdrunkは日本語の「酔っちゃった」とは全然重みが違うんですね。酔っ払う、というのはほとんどアル中とみなされてしまうのです。しかもアメリカでアルコール中毒といえば麻薬中毒と並ぶくらいの冷たい扱い・・・。はっきりいって普通ちゃんとした人なら人前でdrunkなどと言うことはありえません。「ちょっと酔っちゃった」って言ってかわいく思われるのは日本でのお話。直訳してしまったら私のように超冷たい目で見られてしまうので気をつけましょう。
じゃあどういうのかって? I feel good. とか I'm having a good time. ですね。そう、「何だかとってもイイ気分!」程度の表現でとめておくのが常識。アメリカって何でもストレートに言う、というのは正しくありません。意外と保守的な面が多いんですよ。

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